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「ロボット飛翔体・ドローン」市場における国別クラウドファンディング資金調達金額ランキングTOP25

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どのようなテーマが共感を呼び、どのような形で投資を集めているのか、世界中の特許/論文、科学技術研究費、ベンチャー投資、クラウドファンディング情報などを集め、独自に分析する本企画。

今回は、ベンチャーを中心とする製品・サービスの立案者がサイトにアイデアを投稿し、投資家やアーリーアダプターな消費者から出資や予約購入という形で製品やサービスの開発に必要な資金を調達する仕組みである「クラウドファンディング」に着目。

有望成長市場180のうちの68番目であり、総額約2470万ドルの資金を調達している「68. ロボット飛翔体・ドローン」市場における国別のクラウドファンディング資金調達金額ランキングを発表、さらに注目すべきプロジェクトをご紹介する。


 

■投資総額2470万ドル、536プロジェクト中、「68. ロボット飛翔体・ドローン」市場における国別のクラウドファンディング資金調達金額ランキング(※1)(※2)(※3)

(※1)2016年2月時点でデータ取得
(※2)2016年2月2日時点の換算レートを使用
(※3)プロジェクトオーナー企業・個人の所在地よりデータ作成

 

■注目すべきプロジェクトをご紹介

アメリカ:”CyPhy LVL 1 Drone: Reinvented for Performance and Control”(CyPhy Works/賛同者数1,514人/882,478ドル)
ロボット掃除機「ルンバ」で知られるiRobot社の共同創業者、Helen GreinerがCEOを務めるCyPhy Works(米・デンバー)によるプロジェクト。移動中の傾斜を排除する「レベルアップ」と呼ばれる技術や、仮想的な地理的境界線を設定できる「ジオフェンス」機能、映像をソーシャルメディア上でリアルタイム共有できる機能などを持つ。一般小売価格は600ドル~を予定している。

日本:”GoogleLunarX-Prizeに日本唯一の参戦!月面探査ローバーを開発。”(WLSJ/賛同者278人/19,068ドル
日本発の月面無人探査を実現させる民間プロジェクト。2015年末までに民間資金で月面に無人探査機を送り込む国際レース、Google Lunar X PRIZEに唯一日本から参戦した。現在はチーム名を『ハクト』に変更し、リクルートテクノロジーズと月面のデータの解析等でコーポレートパートナー契約を締結するなど、大企業との提携を活発に行っている。

イスラエル:”MOoNA- A Space for Change”(MOoNa – A Space for Change/賛同者数161人/17,110ドル)
イスラエル北部のガリラヤを拠点とし、産学連携による地域イノベーションを目指すプロジェクト。元空軍パイロットや航空機産業のコンサルタントらによって設立され、ドローンをはじめとする航空宇宙技術のワークショップなどを開催している。

 

■クラウドファンディングについて

クラウドファンディングとは、ベンチャーを中心とする製品・サービスの立案者が、サイトにアイデアを投稿し、投資家やアーリーアダプターな消費者から、出資や予約購入という形で製品やサービスの開発に必要な資金を調達する仕組みで、代表的なものに『KICKSTARTER』や『INDIEGOGO』などがあります。

2014年度のクラウドファンディングによる総調達額は13兆円強(前年比265%)で、そう調達額の58.2%が北米、20.1%が欧州で調達されています。アジアにおける調達額は拡大しているものの、不動産向けが中心です。最も活発なカテゴリは起業・ビジネスアイデアで、そう調達額の41%を占めています。

 

■「68. ロボット飛翔体・ドローン」市場について

「ドローン」は、元来は雄バチ、またはブーンという音を出すという意味で、近年は、遠隔操縦または自律式のクワッドコプター、マルチコプターの意味で知られています。また、無人航空機(UAV)や無人車両(UGV)、無人船舶 (USV) 、探査衛星なども含まれます。一般に、カメラやセンサを搭載して空撮や計測のほか、荷物運搬配送、遠隔監視や追跡、農薬散布、軍事、救援、競技など多様な利用方法があります。

この市場は現在フェーズでは成長中であり、近未来フェーズ(5-10年以内)は成長継続、未来フェーズ(10年以上先)もさらなる成長が期待されています。

主な技術要素としては、計測・インフラ監視・工場内での作業効率化などがあり、主な技術・製品・サービスの例としては、商品配送サービスAmazon Prime Air(アマゾン・ドット・コム)・高速遠距離飛行型ドローン試作機(自律制御システム研究所)・農薬散布ドローン(エンルート、ナイルワークス)・インフラ監視ドローン(ALSOK、ブイキューブ)などがあります。

また、この市場の主なプレイヤーとしては、ハネウェル・ボーイング・三菱電機・サムスンエレクトロニクスなどがあり、「180の有望成長市場」における主な関連市場としては、「67. 気象予測・潮流潮位予測」「60. リモートセンシング」「61. GPS・衛星測位システム」などがあります。

astavisionでは、この市場の2015年世界市場規模を1500万米ドルと推定、2025年世界市場規模を15億米ドルと予想しています。


 

■アスタミューゼの新規事業・オープンイノベーション支援サービス

astavisionを運営するアスタミューゼでは、科学技術研究費、ベンチャー企業情報、クラウドファンディング情報などを集め、全世界約8000万件の技術データ(特許/論文)を根拠として、新規事業・オープンイノベーション支援を行っております。

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②コンサルティング
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・既存技術を活かした新規事業のためのテーマ探索
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