駐車場・カーシェアリングサービス等を運営するパーク24株式会社は6月15日、快適なクルマ社会の早期実現を目指し、パーク24グループの様々なサービスとのシナジーが期待できるスタートアップ、アーリーステージのベンチャー企業への投資を目的とした、「タイムズイノベーションキャピタル株式会社」の設立を発表した。
タイムズイノベーションキャピタルは、資金提供のみならず、駐車場・車両・会員組織・システムといった経営資源のプラットフォーム提供を通じて、ストレスのない人やモノの移動を実現する多様なサービスの提供を行っていくとしている。
なお、駐車場予約、カーシェアリング予約などに関する多数の特許を持つパーク24だが、下記のような技術も開発している。
タクシー予約システム、タクシー予約方法およびコンピュータプログラム
この技術は「パークアンドライドのシステムに対し、『ライド』として利用する交通機関にタクシーを採用することにより、パークアンドライドのシステムの普及を支援したり、タクシーを予約するシステムを提供する」というものだ。
「パークアンドライド」とは、駅までは車で向かい、駅近くの駐車場に車を駐車させたあと、公共の交通機関を利用するシステムを指す。
残念ながら、特許登録に関しては拒絶査定の最終処分となっているものの、UberやLINE TAXIが人気を集める現在を予見するような技術である。
カーシェアリングサービスのライバルとも目されてきたタクシーとの連携にチャレンジする新サービスが、タイムズイノベーションキャピタルから誕生する日も来るのかもしれない。