News
2015.05.20 WED 明治製菓が参入している意外な成長市場とは?
text by : | 編集部 |
---|---|
photo : | shutterstock.com |
あの明治製菓が「画像診断・生体イメージング」市場に参入する可能性があるのをご存じだろうか。
「生体イメージング」とは、医療の診断において、非侵襲的あるいは低侵襲的な検査方法として、生体組織を可視化する技術のことで、X線や超音波、蛍光物質などによるイメージング技術がある。
[参考リンク]クロリン誘導体のX線遮断性金錯体を有効成分とする医薬組成物
明治製菓が2005年に公開している上記の技術は、「腫瘍、固形癌または動脈硬化症病変部をX線撮影により鮮やかに造影でき且つX線照射により治療できるクロリン e6 誘導体の新規なX線遮断性金錯体を有効成分とする医薬組成物」を開発するというものである。
大正時代に発売し、90年以上の歴史を持つロングセラー商品「カルミン」の生産を今年3月末に終了した明治製菓だが、「クロリン」の歴史は始まったばかりなのかもしれない。
この記事に関連するページはこちら
-
News2015.06.23 TUE 「画像診断・生体イメージング」市場で特許出願件数の多い大学・研究機関トップ5astavisionが提唱する180の「成長市場」のうち、「画像診断・生体イメージング」市場における…
-
Column2015.04.26 SUN 「軟骨マーカー」で関節軟骨を可視化する近年、高齢化やスポーツ人口の増加に伴い、関節軟骨を損傷する人が増え続け、今や日本国人口の1割、120…
-
Column2015.04.23 THU 軟骨を診ることを可能にした「タルボ・ロー干渉画像撮影」技術軟骨は骨と骨の間のクッションの役割を果たしているが、激しい運動や加齢によって徐々に摩耗していく。
-
Column2015.04.26 SUN ウイルスの力で癌細胞を破壊する近年、ウイルスのゲノム(遺伝情報)を遺伝子工学的に改変し、正常細胞では増えないが癌細胞では増える遺伝…