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明治製菓が参入している意外な成長市場とは?

text by : 編集部
photo   : shutterstock.com

あの明治製菓が「画像診断・生体イメージング」市場に参入する可能性があるのをご存じだろうか。

 

「生体イメージング」とは、医療の診断において、非侵襲的あるいは低侵襲的な検査方法として、生体組織を可視化する技術のことで、X線や超音波、蛍光物質などによるイメージング技術がある。

 

[参考リンク]クロリン誘導体のX線遮断性金錯体を有効成分とする医薬組成物

 

明治製菓が2005年に公開している上記の技術は、「腫瘍、固形癌または動脈硬化症病変部をX線撮影により鮮やかに造影でき且つX線照射により治療できるクロリン e6 誘導体の新規なX線遮断性金錯体を有効成分とする医薬組成物」を開発するというものである。

 

大正時代に発売し、90年以上の歴史を持つロングセラー商品「カルミン」の生産を今年3月末に終了した明治製菓だが、「クロリン」の歴史は始まったばかりなのかもしれない。

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