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astavisionが「高性能コンピュータ」市場に関するコンテンツを公開

text by : 編集部
photo   : 編集部

 

astavisionが企業・特許情報のビッグデータ分析により、今後成長が見込まれる市場を180の分野に分類した「180の成長市場」。その10番目にあたる「高性能コンピュータ」の市場ページが公開された。
「高性能コンピュータ」市場ページ

 

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高性能コンピュータ(HPC:High Performance Computer)とは、いわゆるスーパーコンピュータだけでなく、高性能計算を実現するシステムの総称である。1基のマシンの場合もあれば、多数の大型汎用コンピュータや高性能サーバ、ワークステーション同士をネットワークでつないだコンピュータ・クラスタや、膨大な数の個人のPCをクラウドでつないだグリッド・コンピューティングの場合もある。

高性能コンピュータ(HPC)の日本国内での市場規模は、2014年時点で500億円程度、全世界での市場規模は、 2014年時点で130億ドル(≒1兆5600億円)程度と見られている。理化学研究所の「京」に代表される巨大な超並列システムが熾烈な計算速度競争にさらされる一方、政府機関や特定の研究機関等以外の購入は考えにくいのが現状だ。

その一方、マルチGPUやマルチコアCPUにより計算速度を上げたミニスパコンやパーソナルスパコンの出現により、3000-1000万円以下の価格帯の市場が大きく進展する可能性が出てきた。企業の研究所や事業本部単位、大学の学部・研究科単位、大病院などへの導入が増えることで、さらに小型低価格化が進み、500-300万円以下になれば急速に普及する余地がある。これらの状況から、astavisionでは「高性能コンピュータ」市場の2025年時点グローバル市場規模を500億米ドル(≒6兆円)と推定している。

astavision「高性能コンピュータ」市場ページでは、「高性能コンピュータ」市場に参入している企業、この市場で活躍できる職種、「高性能コンピュータ」との連携により発展していくと予想される事業分野などを紹介している。

  • astavision「高性能コンピュータ」市場ページ
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